ワーキングガール・ウォーズ 柴田よしき

内容(「BOOK」データベースより)
三十七歳、未婚、入社十四年と十ヵ月。だけど、それがどうした?総合音楽企業の企画部係長・墨田翔子。仕事は出来る。収入もそこそこ。でも対人関係はちょっと…。仕事に疲れ、ある日ふと思い立ったオーストラリア旅行。そこで出会った二人の女性との奇妙な友情を力にして、翔子は、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と闘いつづける。働く女性のリアルな本音と弱音。

大企業のOLの墨田翔子、旅行会社のオーストラリア支店に勤務する愛美。
翔子が主人公かと思いきや、愛美が主役の章もあり、女性のなかでも視点が変わるのは面白い。とりわけ強がっている翔子が、愛美の目から見ると、信頼ができおとなしいイメージも。
今まだある「男社会」の中で、もがいてたたかう。第二、第三のあたしのために・・・。
登場人物は、みんな仕事にまじめなワーキングガールです。