きみに読む物語 2004

メッセージ・イン・ア・ボトル』などで知られるニコラス・パークスのベストセラー小説を映画化。身分違いの純愛を貫く若き恋人同士の情熱的な愛と彼らの行く末がつづられる。監督は『シーズ・ソー・ラヴリー』のニック・カサヴェテス。出演は『16歳の合衆国』の若手トップスター、ライアン・ゴズリング、本作の演技で一躍注目を集めたレイチェル・マクアダムス、カサヴェテス監督の実母ジーナ・ローランズら。涙なしには見られない、珠玉のラブストーリー

私は、どこにでもいる、平凡な人生を歩んできた男だ。
しかし、ひとつだけ誰にも負けないものがある。
私には、全身全霊で愛し続けた人がいる。
それだけで、私は充分だ・・・・

原題:The Notebook。この映画に関しては邦題が原題を凌ぐ、しゃれたタイトル。
彼女が思い出し、5分間の間、しばし昔の恋人に戻ったあと、
「あなた誰?」と忘れてしまう。
その後、一人昔思い出すノア。Notebookのページに、Read this to me、I'll come back to you・・・と書いてあることで、この話はアリーが2人のことを綴った物語であることがわかる。自分が痴呆症だと気づいたアリーが、自分が記憶をなくしたらこの物語を読んでほしい、そうしたら私は気がつくはずよ・・・と思い、綴ったのであろう。
2人の曲は、Billie Holidayの「I'll Be Seeing You」。

ノア役は「ラースとその彼女」のラース役のライアン・ゴズリング。難点は若いノアと年老いたノアが同じ人には思えないこと!
アリーの新しい恋人のロンは「X-MEN」のサイクロップス、「魔法にかけられて」の王子様役。

昼のロードショーでは、冒頭とエンディングの湖の風景などがカット。残念。