ノーバディーズ・フール 1994

舞台はニューヨーク州のとある町。60歳の土木作業員ドナルド・サリヴァン、通称“サリー”は、妻と離婚し息子夫婦とも疎遠となり、中学時代の恩師であるベリルの家に居候していた。さらに仕事中に負った怪我のため雇い主のカールと裁判で争っていた。
敗訴したサリーは腹いせにカールの工事現場からセメントブロックを盗もうとするがトラックを立ち往生させてしまい、仕方なくヒッチハイクをする事にしたが、彼を乗せてくれたのは何と疎遠となっていた息子ピーターとその家族だった。
サリーはこれを皮切りに様々な出来事を通じて、失いかけていた人間の絆を次第に取り戻していく。

雪に囲まれた街のなかで物語がたんたんと進む。
ポール・ニューマンが渋くていい味出しています。

「父親失格なのに祖父の役をするの?」
「…どこかで始めなきゃ…」

ジェシカ・タンディは遺作になった。
ブルース・ウィルスはこのあと、ダイ・ハードで大ブレイク。