2015-08-07 握る男 原宏一 読書 昭和56年初夏、両国の鮨店「つかさ鮨」に16歳の少年がやってきます。 彼の名は徳武光一郎。ゲソと呼ばれていました。 抜群の「握り」の才能と人心掌握術で、たちまち「つかさ鮨」内で、のし上がっていきます。有力者に取り入ったり、いつの間にか先輩を手下にしていたりとなかなかの策略家っぷり。ゲソの信条は「大事なのは目的。目的のためなら手段や方法なんてどうでもいい」。先輩弟子の金森は、戸惑いながらもゲソについていく事にします。 (紀伊国屋書店Webサイト)