サウンド・オブ・サイレンス 五十嵐貴久

サイモンとガーファンクルのこの有名曲をタイトルにした小説。どんな内容なのだろう?と思ったら、ろう者の友達ができた女子高生か主人公で、ダンスバトルコンテストを目指す青春小説。“静寂の音”、、、なるほどな、と思った。読後、清々しい。

高校1年の夏子はある日、クラスで浮いた存在の春香が、実はろう者だと知る。春香のろう学校時代の友人・美紗と知り合った夏子は、ダンスをしたいという美紗に協力して、春香とやはり中途失聴者の女子大生・澪を説得してダンスチーム結成にこぎつける。目指すはコンテスト出場。彼女たちの挑戦が始まった。