藁の楯 2013

大沢たかお松嶋菜々子藤原竜也らの豪華共演で、木内一裕の同名小説を映画化したサスペンスアクション。監督は「十三人の刺客」「悪の教典」の三池崇史。孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川が、新聞に「この男を殺してください。清丸国秀。御礼として10億円お支払いします」と行方不明の犯人殺害を依頼する全面広告を掲載。日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた犯人の清丸国秀は福岡県警に自首する。警察は警視庁警備部SPの銘苅一基、白岩篤子ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させる。しかし、清丸への憎悪と賞金への欲望にかられ、一般市民や警護に当たる警察官までもが5人の行く手を阻む。

これはっきり言って不愉快でした。
最初から、これは観ないでいいやと思ってたんだけど、カンヌが評価?とかいう話を聞いて見たくなった私がバカでした。

原作読んでないけど、ラストのあれくらいじゃ救われない。
バイオレンスが描きたかったのか?
クズな奴はクズだってことが言いたいのか?
メッセージを汲み取ろうとして観ても疑問多い。そもそもそんなこと期待してはいけないんだろうな。同監督作品の「悪の教典」のハスミンもひどい奴だったが、それと変わらないな。

エンディングの氷室京介の歌がさらに芝居っぽくて、聴くに耐えず退出。自分にとってこういうことは滅多になく、その意味では思い出になるかもしれない映画。