しあわせの法則 2002

原題「LAUREL CANYON」 
ハーバード大卒のエリート・カップルが奔放な母親に翻弄されてゆく人間ドラマ。恋人、親子の常識的な在り方を求める息子と対立する自由人の母親、彼女に憧れ、気ままな生活に染まっていく婚約者の心の動きがみごと。カップルを演じるのはクリスチャン・ベールケイト・ベッキンセールの美形コンビ。母親には演技派で知られるフランシス・マクドーマンド。彼女の演じる母親の職業が音楽プロデューサーだけに使用曲のセンスも抜群だ。

「LAUREL CANYON」とは、ハリウッド付近でミュージシャンなどが住んでいる街の名前らしい。

 堅物な彼女(ケイト・ベッキンセール)とミュージシャンの母親に育てられた彼(クリスチャン・ベール)。
彼女は母親とバンドメンバーとの共同生活を見るなかで、自由な生き方について考える。彼は母親の生き方を否定しつつもまっすぐに医療の道を突き進んで行けず、同僚のサラともいい感じになっていく。
 
 (ネタバレ)
 お互いに回り道したけど、相手を好きな気持ちに気づいたね。母親からも彼に本気の謝罪の言葉も…。めでたし、めでたし、と思いきや、プールで泳いでいるとき彼にサラからの電話がある。「あなたを絶対にあきらめない」。断ればいいのに、「あとで電話する」と言って、水の中に潜る彼。水中でゆがんだ視界…ここでエンディング。おいおい、表題の「しあわせの法則」ってなんなんだ? 

こういうの好きな人もいるのかな。僕にとってはお金払わずに見てヨカッタ映画でした。