相棒12_15 見知らぬ共犯者

辛口で知られる評論家の山路(小林尚臣)が何者かに殺害された。山路は様々な分野で持論を展開、雑誌界のご意見番とも呼ばれていた。かつては人気俳優の有村(天野浩成)を「実力ゼロ」とこき下ろし、人気が低迷した有村は逃げるように日本を離れた。その有村が数年ぶりに帰国し、舞台の凱旋公演を行うという。

 改めて山路の記事を読んだ右京らは、山路の発言をきっかけに他の雑誌なども迎合、一気に世間全体が批判的になっていくという流れがあったことに気付く。そのうちの一人、女優の大倉奈津(中山絵梨奈)も山路の批判記事をきっかけにバッシングに遭っていたことが判明。
 そんな折り、伊丹(川原和久)ら捜査一課は容疑者として奈津の父親・大倉(中山仁)を事情をきくことに。大倉は犯行を自供するのだが…。しかし、右京は証言に疑問を抱く。本当に大倉は山路を殴り殺したのか。右京の中に芽生えたささやかな疑問とは?

ゲスト:中山仁天野浩成中山絵梨奈

扱うテーマは、ネットでの誹謗中傷の怖さと、世の中の批評家とマスコミの関係。マスコミは毒のある批評をする批評家を飼い、視聴率や雑誌部数を稼ぐが、いざとなったら責任を問わず、批評家を切り捨てれば良い。
お父さんは中山仁
なぜお父さんは有名人の犯行を自分のしたことだと言ったのか。もうエンドクレジットが出た最後の最後に明らかになる。右京もカイトも知らないところで独白。切ない。
犯行に使われたトロフィーに書かれたHOT1という文字が鏡に映ると、、、。でも指紋など拭き取る時点でトロフィーの文字気がついたんじゃないのかな。