アントキノイノチ 2011

永島杏平(岡田将生)は親友を「二度殺した」。
そのトラウマから、高校中退後もうつ病に悩まされていた。
彼が出会ったのは孤独死を迎えた人などの遺品を整理する仕事だった。
上司の佐相(原田泰造)は、その仕事を「天国の引越し屋さん」と呼んでいた。
そこで働いていた久保田ゆき(榮倉奈々)と出会い、彼は、彼女が「一度死んだ」ことを知る。

冒頭、屋根の上で全裸の永島岡が座ってる風景に、ん?
口下手で心にキズのある二人がちょっとずつ近くなり、生きていくことに意味を見い出していくのには静かな感動がある。「元気ですか〜!」とたまには叫びたいね。ストーリー的には交通事故はいらないんじゃないかなあ。逆にありガチな感じを受けました。
ネプチューン原田がいい味を出しています。
ゆきちゃんが永島を飲みに誘った商店街はウチの近所だった!

(プロローグ)を観た。
映画ではちょこっとしか出てこない社長(鶴見辰吾)。なんか変だな〜と思っていたけど、こっちのスピンオフでたっぷり登場していたのですね。なぜ社長は「co-opers」(遺品整理業)を始めたのか。あらためてこの映画が、東日本大震災よりも前に撮られたことに意味を感じるなあ。遺品整理業〜こんな仕事がある日本の社会が悪い。人がそこに生きている。死んでなにもかもなくなるわけではない。人と人とがつながって生きていることを大切にする仕事なのかもしれない。
このドラマは映画の封切り直前にTV放映されたようだが、映画のダイジェストは最後の部分を除いてほぼストーリーもそのまんまだし、観る順番は「映画」→「ドラマ」の方がよかったと思った。