セカンドバージン劇場版 2011

2010年にNHKで放送された同名人気ドラマの劇場版。ドラマ版から設定を新たにし、マレーシアのクアラルンプールを舞台に、離婚経験のある45歳の敏腕出版プロデューサーの中村るいが、17歳年下で既婚者のネット証券会社社長・鈴木行との不倫におぼれていく姿を描く。主演はドラマ版から続投の鈴木京香長谷川博己。鈴木の妻役に深田恭子。スタッフもドラマ版と同じく大石静の脚本で、黒崎博監督がメガホンをとる。

<ネタバレです>

TV版では明確には説明されなかったが、行(こう)が、るいの強さから逃げた・・・という告白は、本音だったと思う。ただ、その告白をして、るいが飛び出したあと、るいを思いベッドから起き上がろうと全力を尽くす行・・・。部屋の床に落ち、死んでいたと思っていた蝶が飛び立ち、もう一匹の蝶とたわむれて空に向かっていったラスト。
 浜辺にて、恋をした気持ちをハミングで唄う、るいのシーンが映画版では追加されている。「恋したら・・・」という歌詞の、岡村孝子来生たかお)の「はぐれそうな天使」だ。年齢差があるので行はこの歌を知らない。それも洒落ているシーンだなあと思った。


鈴木京香の濡れ場シーンがない(NHKでは制限があってできなかったので)、とか、映画から見る人には不親切だとか酷評されているが、TV録画で観る分にはまあよかったと思う。ただ、たしかに劇場で観るほどではないな(;一_一)。