相棒X-DAY 2013

 物語は時間軸で言えば、尊が特命を去り、カイトが来る前の時期。右京はロンドンに行っていたとき。 相棒10と11の間。一年前に上映するのが丁度よかった?
 これまでの劇場版のような派手な事件もなく、エンタテインメントには欠ける。右京が主役じゃないので「推理」の場面がまったくなく、画面に映るストーリーをただ追うことで終わってしまったかな。せっかく伊丹を主人公にするんだから、伊丹の正義感がどのように産まれたのかなど、もう少しサイドストーリーが欲しかった。
 相棒オールスターズがみんなチョコチョコ、友情出演してますよ、ってところか。札束が舞うシーンなども特に必然性をかんじなかった。
劇場版ならでは!というものがなかったのが拍子抜けで残念。

ただ 岩月はバブル崩壊によって堅実な公務員になったと、小田切関めぐみ)と話すシーンはよかった。そのあとの小田切の協力が生きてくる。 伊丹とふれあった岩月が変わり、その岩月とふれあった小田切が着実に変わった!ということが嬉しかったですね。