相棒11 最終話「酒壺の蛇」

王が寄こした手紙にこの回のメッセージがあったと思う。

突然の帰国命令が出た。
理由は分からない。
私の国はそういう国だ。
だから私は難しいことは考えない。
私の国では難しいことを考えてはいけないのだ。
しかし、君は難しいことを考えてもいい国にいる。
分からなければ調べてもいい国にいる。
調べる手段がいくらでもある国にいる。
だが、君は私との愛があれば、
難しいことは分からなくていいと言った
難しいことを考えられる幸福より
愛に溺れる快楽を選んだ
そんな君を、私は心の底から愚かだと思う
そんな君を、私はずっと嫌いだった
これからも、ずっと嫌いだ

難しいことを考えていいのに考えない
わからないことは調べていいのに調べない
難しいことを考えられるのは幸福なのです。

また、父親の甲斐には決して得ることのできないもので、カイトが既に持っているものは…
悦子がカイトに言う、
「自分のことより、人の幸せを一番に考える人だもの」
ということなのだろう。

最終回は、相棒ALLキャストが皆見せ場面があり、カイトの成長を感じられる回となった。
(もう少し、映画のイントロダクション的な話かなと思っていたが…)