俺はまだ本気だしてないだけ 2013

マンガを堤真一主演で映画化。「夢がかなわなくたって俺の人生」って作品。
出演者が結構豪華。宮田の妻に水野美紀、編集者の村上氏に濱田岳、編集者の宇波はなんと指原莉乃
音楽もゴンチチで「無能の人」っぽくていい。

なかなか楽しめたが、原作を読んでいると物足りなさが残る。原作コミックスにある、それぞれの登場人物エピソードがカットされているので主人公と他の出演者の関係が深まらず「泣けない」のだ。(コミックス5巻に描かれる色んなエピソードは4回くらい泣けるところあるのに全部カットかい!?)

・シズオとおやじの関係
・娘の鈴子の気持ち、思い
・シズオと宮田の小中学校時代の話
・市野沢と妹の話
・編集者村上がなぜシズオの作品を評価し、退職したのか。退職してどうなったか。
・編集者の宇波がなぜシズオにきびしいのか
・パン屋と宮田の息子 作品「パンを焼く」について
・作品「パンを焼く」と編集者の宇波の受け止め

この作品はコミックスでは上記のような点から、コメディから「泣かせる話」に進化し、ファンがついたのではないかと思うのだが…。カットしたのは「続編」や「サイドストーリー」を作るからなんだろうか…?

僕は「コミックス」→「映画」の順で見てしまったが、映画もコミックスも観てない人は「映画」→「コミックス」の順に見るのがいいかもしれない。